茶道で有名な「抹茶」って日本茶とどう違うの?奥深い抹茶あれこれ

お茶は最初、中国で生み出された飲み物ですが、その緑茶を飲んで愉しむ「茶道」は日本で生まれたものですよね。

その茶道のときに愉しみ、味わうお茶と言えば「お抹茶」です。現代では、茶道をしたことがなくても抹茶のお菓子などがあるので、好きなひとも多いと思います。

抹茶が好きなのであれば、お菓子などの加工品だけではなく、抹茶そのものの味を堪能してみたいものです。

でも抹茶って普通のお茶よりも苦味があったり、日本茶とどこが違うんだろう、と思っているひともいるはずです。

抹茶は日本茶の一種であり、緑茶です。

高級緑茶として名高い玉露を作るのと同じ「覆下栽培」という栽培方法を用いて作られる「碾茶」という茶葉で作ります。碾茶の場合は玉露を作るときよりさらに長い期間、日光を遮ります。

そして、すぐに蒸して発酵させないようにし、揉むという工程を行わずに乾燥させるようにして作ります。こうしてできた碾茶が抹茶になるのです。

抹茶は日本茶の中でも粉茶と呼ばれる細かい粉末状になったお茶で、碾茶の茶葉を石臼で挽いたものが私たちが目にする抹茶になります。手間が掛かっていますよね。

抹茶は、宇治茶で有名な京都と碾茶の生産量が多い愛知県が主な産地です。

私たちが普段、飲んでいる煎茶と抹茶では栽培方法こそ大きな違いですが、抹茶は緑茶であり代表的な日本茶なんですね。

最初のほうでも書きましたが、抹茶が主に飲まれる席と言えば茶道の世界です。

では、茶道を知らないと抹茶が愉しめないのかというとそうではありません。正装で正座をして厳かな空気で飲むのも格別なものですが、もっと気軽でカジュアルに抹茶は愉しめるお茶です。

抹茶を点てるのに必要な道具は「深い椀形の器」と「茶筅(ちゃせん)」です。

茶筅とは、お椀の中で抹茶の粉をお湯と混ぜるのに使う道具です。素材は竹でできているものがほとんどですが、中には金属やプラスチックでできているものもあります。

ちなみに煎茶や紅茶などとは違い、抹茶の場合は「淹れる」ではなく「点てる」と言います。

最初に茶碗と茶筅の先を温めておきましょう。茶筅の先を湿らせておくことで使いやすくなります。20分から30分ほどつけておくのがよいでしょう。

抹茶の茶葉を湯を捨ててからになった茶碗に入れて、約10ccの水をそそぎます。このときの茶葉の量はティースプーン一杯で約2gです。

茶碗に水をそそいだら茶葉がダマにならないように気をつけながら茶筅でまぜていきます。時間は30秒から1分です。茶葉を練るようにするのがポイントです。

つぎに、95度まで冷ましておいたお湯50ccを茶碗にそそいで、再度、茶筅で1分間練りながらまぜていきます。このときに茶碗の中で泡が立つようにまぜます。泡立ってきたら円を描くように20回から30回ほど縁に合わせて茶筅で回します。

泡が白っぽくなってきたら、茶碗の真ん中で茶筅をゆっくりと真上に引き上げれば完成です。

抹茶は茶筅がなければ点てることができませんが、竹の製品でもわりと手頃な値段で買えるものもあるので抹茶を飲むのなら持っておきたい道具のひとつです。

茶道のように形式ばらないので抹茶用の高価な茶碗を用意する必要はありません。大きな器であることをおすすめしますが、自分の手に馴染むサイズで気に入ったデザインの茶碗を使うことが一番です。

お気に入りの茶碗で、自分で点てた一杯を愉しむ時間を持てれば、美味しい抹茶がさらに美味しくなること間違いなしですね。

ちなみに抹茶は緑茶の茶葉を丸ごと体に取り入れることができ、茶葉の栄養そのものを体に吸収することになるので、健康にとてもいい飲み物としてもおすすめしたい一杯です。

毎日飲んでるその日本茶は健康成分豊富な驚きの効能がいっぱい!

「お茶」は元々、体に良いお薬として飲まれていたのが起源です。中国でもヨーロッパでも薬として使われていたことは文献にも載っています。

イギリスの宮廷内で紅茶を振る舞ったことで有名なキャサリン妃も、チャールズ2世との結婚の持参金の一部として、自身の健康を考えて紅茶の茶葉を大量に持って来ています。

現代でもお茶は健康に良いとされていますが、実際、お茶にはどんな効能があるのか知っていますか?

それでは、お茶の効能と日本茶の優れたパワーをご説明しましょう。

紅茶もウーロン茶も、そして日本茶でもある緑茶も元々はツバキの一種であるチャノキの葉からつくられているので、葉が持っている成分は同じです。

発酵させたり日光に当てたり、それぞれの茶葉をつくる工程を経ることで、その成分の作用が微妙に変化したり新たな効能が生まれたりします。

茶葉の代表的な成分は「カテキン」と、それから「カフェイン」です。

カテキンはタンニンとも呼ばれて、お茶の渋みの成分です。発酵させることで減ってしまうので不発酵茶である日本茶(緑茶)に一番多く含まれています。

カテキンには、菌を死滅させる殺菌作用があり風邪やインフルエンザの予防などに効果が期待できます。また、他にも脂肪分解酵素を働きを高める効果があり、ダイエットにも良い成分と言われています。

お茶でうがいをすると風邪の予防になる、という話が良く聞かれますが、それはカテキンの力なのですね。

そしてお茶と言えばカフェインが含まれていることでも有名です。

葉自体に含まれているカフェインの量は、実はコーヒーの倍以上なのですが、お茶として抽出される液体の中に含まれるカフェインはコーヒーの半分以下になるんです。

カフェインの作用は眠気覚ましが有名ですが、お茶は朝の眠気覚ましにもなり夜の睡眠を妨げないくらいの、適度なカフェインの効果を持っています。

ただし、カフェインに敏感なひとが寝る前に濃い日本茶など飲んでしまうと眠れなくなってしまう可能性もあるので、充分に気をつけましょう。

また日本茶には、ビタミンCも含まれていて増えてしまった悪玉コレステロールを減らすという働きがあります。またビタミンCは日に焼けてしまった肌にも良いとされていて、メラニン色素が沈着してしまうのを防ぐ効果もあります。

熱に弱いのがビタミンCの特徴ですが、とくに緑茶に含まれているビタミンCの場合には熱を加えても壊れないという性質を持っているので茶葉を料理などに使えば手軽にビタミンCを摂取できます。

お茶には利尿作用もあり、体の外に水分を排出するので、むくみ解消の効果もあります。

意外と知られていませんがお茶には「アミノ酸」も豊富に含まれています。アミノ酸は緑茶の甘味や旨みの成分です。アミノ酸には血圧を下げてくれるという働きがあります。

忙しい仕事の合間にお茶の時間をもうけることでリフレッシュできるという効果もあります。これは休むからリフレッシュできるというだけではなく、お茶に含まれているアミノ酸のテアニンがドーパミンを増やすという働きをしてくれるからなのです。

他にも、動脈硬化や糖尿病の改善や、ガンや認知症などの予防になったりとお茶は体に良いことづくしなのです。お薬として多くの飲んでいたというのも頷けますね。歯周病や虫歯も予防してくれます。

飲むだけでなく、使い終わった茶がらは料理に使って茶葉そのものを食べることもできます。茶葉の持つ成分を壊すことなく丸ごと摂取できるので、とても良いお茶の摂り方です。

またお茶には、成分によりさまざまな効果が期待できますが普通のお薬のように副作用はありません。たくさん飲んで健康になりましょう。

日本人なら知っておきたい正しい日本茶の基本的な淹れ方

毎日飲んでいる日本茶でも、その基本的な淹れ方を知っているひとは、どれくらいいるでしょうか。普段、ペットボトルでお茶を飲んでいるひとは詳しく知らないこともあるでしょう。

茶道でいうような「作法」というものほど堅苦しく考える必要はありませんが、ちょっとしたことに気を配るだけで、美味しい日本茶がさらに美味しくなります。

ここでは、日頃から飲むことが多い煎茶、ほうじ茶、玉露などの緑茶の淹れ方を紹介したいと思います。別の茶葉でも応用できる淹れ方なので、ぜひともマスターしたい淹れ方です。

正しく日本茶を淹れるときに必要になる基本的な道具は、「急須」、「湯のみ」、「スプーン」です。特別な道具は要らないので、基本がわかれば簡単にお茶が楽しめます。

【緑茶を淹れるのに必要な道具】
・急須
・湯のみ
・大きめのスプーンとティースプーン

また、お茶を淹れるときには急須と湯のみを温めておくことが、どの茶葉にも共通する基本の手順です。

まずは、煎茶の淹れ方を説明しましょう。

煎茶は温度が少し違うだけで味に変化が出るとても繊細な茶葉です。高い温度で淹れると苦味の強いお茶になり、低い温度で淹れると甘味が楽しめるお茶になります。

煎茶を淹れるのに適したお湯の温度は70度から80度くらいなので、ポットから一度、急須にお湯をそそぎ、そのあとすぐに急須から湯のみにお湯をうつして、お湯を冷ましましょう。

一旦空になった急須に茶葉を入れます。一人分なら茶葉は3gでティースプーン山盛りにして一杯です。

良い頃合いに冷ました湯のみのお湯を茶葉の入った急須にそそぎます。お湯の分量は一人分で60ccなので、飲む人数でその都度、調節してください。急須に蓋をしたら蒸らしましょう。蒸らす時間は、だいたい1分です。

蒸らし終えたら人数分の湯のみに、すこしずつついでいきます。ひとつひとつの湯のみに少量ずつつぎ、味を均一にするのがポイントです。

煎茶を淹れる方法は、深蒸し煎茶や茎茶、蒸し製玉緑茶などを淹れるときにも使えます。

次はほうじ茶を淹れてみましょう。ほうじ茶は煎茶と違い、熱湯で淹れると香りも立ち、美味しく頂けます。

スプーン一杯3gの茶葉に130ccから170ccの熱湯を入れます。煎茶と同じ急須よりも土瓶と呼ばれる熱いお湯をそそぐのに適したものが良いですが、急須でも大丈夫です。茶葉を入れた土瓶に熱湯を入れたら30秒間、茶葉を蒸らします。

茶葉を蒸らしたら、湯のみについでいきます。煎茶と同じく少しずつ人数分の湯のみについでいくようにしてください。ほうじ茶は香ばしさを楽しむお茶なので、大きめの湯のみで飲むのがおすすめです。

これは、番茶や玄米茶を淹れる方法としても使えます。わりと手軽な方法なので、すぐに試すことができますね。

そして、高級緑茶としても有名な玉露の淹れ方も覚えましょう。玉露は「お茶のブランデー」とも呼ばれる濃厚な味を持つお茶です。低温で淹れるのが良いとされています。

玉露の茶葉もティースプーン一杯で約3g。一人分のお茶を淹れるときは3gの茶葉に、お湯は20ccと他のお茶より少なめの量にします。お湯の温度も50度くらいが適した温度なので、お湯を冷ます作業が欠かせません。

低温で淹れるので蒸らし時間は2分と、他の茶葉より長めです。また三杯ほど楽しむことができます。二杯目のお茶を淹れるときは、温度を少し高くした70度のお湯で30秒蒸らし、三杯目は90度のお湯で30秒間蒸らすことで美味しく飲むことができます。

茶葉の違いに応じて淹れ方を変化させることで、茶葉そのものの香りや旨みを楽しむことができるので、これはきちんと覚えて実践してみましょう。

身近な存在で親しみ深いお茶といえばコレ!「日本茶」の世界

私たちが日頃からよく口にしているお茶で基本的に「お茶」と呼んでいるのは日本茶ですよね。茶葉から淹れたものはもちろん、最近ではペットボトルでも気軽に飲めるようになりました。

お茶は、主に不発酵茶と呼ばれる緑茶の部類に入ります。「緑茶=日本茶」というイメージがありますが、日本ではチャノキの葉を発酵させない茶葉を飲むからです。

緑茶は中国でもよく飲まれているお茶です。また、イギリスにお茶が入ってきた頃は多くが緑茶であったという話もあります。

緑茶の種類は、栽培方法や製造方法などで、さまざまなものに分類されていきます。

緑茶の栽培方法は主に2種類あり、ひとつめは「露天栽培」という方法です。この栽培方法では、煎茶、番茶、蒸し製玉緑茶、ほうじ茶、玄米茶などがつくられます。

ふたつめの栽培方法は「覆下栽培」と言われて、玉露や、テン茶という部類になる抹茶などをつくるときに使われる方法です。

ここでは、緑茶の代表的なものである煎茶で、緑茶の製法を説明しましょう。

まずは、チャノキから葉を摘みます。新しい芽と若葉を摘む「一芯二葉」という方法や、葉の成長がすすんだ頃に摘む「一芯三葉」という方法があります。主に茶摘みという最初の段階です。

つぎはお茶づくりには欠かせない「蒸す」という工程です。摘まれたお茶の葉は酵素の働きによって自然発酵します。緑茶は不発酵茶なので発酵が進まないように、摘まれた葉を蒸して熱を加えます。

蒸し時間の違いで、浅蒸しや深蒸しなどと呼ばれます。浅蒸しは20秒くらい、深蒸しだと1分から2分程度の蒸し時間を要します。

蒸し終わった葉は、「葉振るい」と言われる工程に入ります。蒸したことで、茶葉の表面についた水分をなくすために行われる作業です。焙炉台に和紙を張った木の枠を乗せて熱しつつ、その上で指を使いながら茶葉を振るいます。

そして、つぎに「手揉み」と言われる工程になります。これは茶葉の細胞を壊し、味が出やすくなるようにするための作業で、ひとの手で約4時間ほど続ける場合もある工程なのだとか。

ここまでの工程でつくられた茶葉のことを「荒茶」と言います。

荒茶の最終工程が「乾燥」です。茶葉を乾燥させて水分を飛ばします。それまで80%ほどあった水分が4%から5%まで少なくなります。

お茶農家などで荒茶になった茶葉は、各自、販売するお店の工場などに出荷されます。

ここで茶葉の選別などをして、葉と茎などに分けられます。選別された茎は各お店で茎茶や棒茶というお茶として販売されます。

また、茶葉の香りを豊かにするために「火入れ乾燥」という作業をして、ここで再度、乾燥させます。新茶などは弱めに火を入れて番茶などの茶葉は香ばしさを出すために強めに熱します。

茶葉の味が決まる最終段階として「合組(ごうぐみ)」という、茶葉を交ぜ合わせてブレンドしたりする作業を行います。お茶屋さんの個性が出る工程と言われています。

合組が終わったら、いよいよパッケージされ商品となって私たちが良く知る袋詰めや缶入りのお茶となるのです。

紅茶と同じように、緑茶も産地の名前がついています。有名なのは静岡茶ですが、その他にも京都の宇治茶や関東地方には狭山茶などもあり、色や香り、味わいもさまざまです。

日本で飲まれている一般的な緑茶と、少しだけ製法が違うことで知られているのは佐賀県のお茶である「嬉野茶」。嬉野茶は中国で緑茶を製造する際に使われている「炒る」という工程を使って作るお茶です。

緑茶でも製法の違いや産地で、いろいろな味や香りを楽しむことができるので、いつも飲んでいるお茶のほかに、全国それぞれでとれたお茶も試してみるもおすすめですね。

紅茶といえばやっぱりイギリス!優雅でオシャレな英国紅茶あれこれ

紅茶発祥の地は中国ですが、紅茶をとても愛したのはイギリスのひとたちだと思います。

貴婦人に相応しい飲み物として広く知られ、多くのイギリスのひとたちを魅了している紅茶ですが、実際にイギリスではどんなふうに紅茶を嗜んでいるのでしょうか。

現在、イギリスでは一日に1億6500万杯もの紅茶が国民によって消費されています。イギリスでのコーヒー消費は7000万杯なので、やはりイギリスでは紅茶が非常に愛されているのがわかります。

ストレートティーよりもミルクティーとして飲まれることのほうが多く、砂糖を加えて飲むひともいます。茶葉をティーポットに入れる方法より手軽なティーバッグで淹れることのほうが多いようです。

イギリスの家庭では家を訪ねてきた客人にはまず紅茶を勧めるのが常識で、マナーのひとつにもなっています。また、「おかわりをどうですか?」と言われたら断らないのが客側としてのマナーで、一日に6杯ほど飲むというひともいるのだとか。

日本でもアフタヌーンティーという言葉が知られていますが、イギリスではアフタヌーン(午後)だけでなく、一日のさまざまなタイミングで紅茶を飲む習慣があります。

目覚めたときにベッドのうえで飲む一杯はアーリーティーと呼ばれて格式あるホテルや使用人を雇っている家庭では、決められた時間にベッドまで紅茶を運んでもらい、目覚めのコーヒーならぬ目覚めの紅茶を飲むのです。

また、ちょっとした休憩時間に紅茶を飲んで息抜きをするイレヴンジズやミッデイティーブレークというものをもうけるひともいます。

イレヴンジズは午前に、ミッディーティーブレークは午後に、それぞれアフタヌーンティーの代わりに紅茶を楽しむ時間です。日本でいう10時のおやつという感覚に似ています。

クリームティーと呼ばれる習慣もあり、アフタヌーンティーより少しだけ小さな「お茶の時間」です。基本的に紅茶とスコーンを一緒に楽しむ形式になっています。

ちなみに有名なアフタヌーンティーは、紅茶と一緒に軽い食事を楽しむというのがイギリスの作法です。サンドウィッチやスコーン、ケーキなどを食べることが多いです。

最近、日本でも見掛けるケーキスタンドは当時のアフタヌーンティーをしていたテーブルが低いものであったことから生まれた道具です。ちなみにお茶の時間とディナーで使うテーブルは分けられて使われていました。

また、イギリスの紅茶を飲む習慣の中に、「昔はソーサーで紅茶を飲んでいた」という話がありますね。それを聞いて驚いたひとは多いと思いますし、信じてないというひともいるかもしれません。

実際に貴族のひとたちの飲み物であった紅茶は、現代のようにマグカップやティーカップの形をした器で飲んでいるわけではありませんでした。

中国から伝来した茶器を使って飲んでいたのでカップを指で持つ部分がなかったのです。現代では日本茶を淹れて飲む、湯のみを想像してもらえばわかりやすいですね。大きさも大きいわけではなく、指先でつまむようにして器を持っていたと言います。

そして受け皿自体の用途も当時のイギリスのひとたちはあまりわかっていなかったらしく、カップの下に添えてあったソーサーで飲んだほうが、紅茶を冷ましながら飲むことができるということで、当時のひとたちの習慣になったのだそうです。

現代のイギリスで、お茶というのは「紅茶のこと」という認識があるくらい身近な存在になっている紅茶。

紅茶を冷たい状態で飲む「アイスティー」が生まれたのはアメリカででしたが、考え出したのは当時アメリカでお茶を売っていたイギリスのひとだったくらいに、イギリスと紅茶文化は深いつながりがあるんですね。

宝石のような紅い飲み物「紅茶」はどのように誕生したの?

チャノキの葉を完全発酵させることでできあがる紅茶の茶葉。そもそも「お茶」という飲み物は中国で生まれました。

お茶が中国で、どのようにして生まれていつ頃から飲まれ始めたのかというのは、中国の文献などにも載っていないので詳しいことは不明です。

ただ、中国が漢だった時代の242年から283年くらいの文献にお茶の名前が登場し始めていて、本格的に飲まれ始めたのは唐の時代と言われています。

中国で親しまれていたお茶が、紅茶という飲み物になり始めたのは、16世紀後半のことだったと言われていて、中国南東部にある武夷山星村鎮村で作られました。

紅茶はイギリス発祥だと思っているひとがいることも珍しくありませんが、イギリスは紅茶発祥の地ではありません。

紅茶は中国で発祥し、イギリスで親しまれ広められた飲み物なのです。

そもそも中国で生まれた紅茶は、発酵させるお茶としてウーロン茶を作っている過程で生まれたものだと言われています。その紅茶は「正山小種」(ラプサンスーチョン)といいます。

16世紀後半、戦争に敗れ、その土地に移り住んだひとたちが、より高値で取引されるウーロン茶を作ろうとしました。

しかし、葉を半発酵させるための設備が揃っておらず、松を燻すことで発酵を止めようとしたところ、松の煙の香りが葉に移ってしまったのです。

そして、発酵を促すためにほどこした揉むという作業が強すぎてウーロン茶よりもさらに発酵の強いお茶ができあがったのです。

このお茶は、ウーロン茶とまったく違うものになり、松の煙の香りがする正山小種が生まれました。

正山小種はイギリスでは「ボーヒー」と呼ばれて、世界初の紅茶として認識されています。

イギリスでボーヒーが飲まれるようになったのは1650年にコーヒーハウスがイギリスにできたことがきっかけです。

輸入され、コーヒーハウスなどで提供されていたお茶は、その多くがシングロと言われていた緑茶で、紅茶であるボーヒーは全体の3分の1程度でした。

しかし、その後イギリスの水の質も関係し、次第に多くのひとが紅茶を好んで飲むようになったと言われています。

また、紅茶といえば宮廷の貴婦人や身分の高いひとが飲んでいるというイメージがありますよね。

イギリスの宮廷内で紅茶を飲んだのは、1662年にポルトガルから輿入れし、チャールズ2世の妻になったキャサリン・オブ・ブラカンザというイギリス王妃のひとりです。

嫁ぐ際に必要な持参金に、たくさんのお砂糖や家具などを持ってきましたが、その中にキャサリン妃自身の体のための薬としてたくさんお茶を持ってきていたことがきっかけです。

当時のお茶は大変高価なもので、とても身分の高いひとでないと嗜むことができない珍しいものでもありました。そのお茶をキャサリンは部屋に訪れる客や婦人にふるまっていくうちに、女性たちの憧れになりました。

そして、紅茶をひろめたのは「女王の紅茶」として多くのひとにお茶をふるまったというアン女王です。

アンは、1665年にジェームス2世とアン・ハイドの間に生まれた公女で、非常にお酒、とくにブランデーが好きだったことで知られている女性ですが紅茶も愛していたと言われています。

当時は貴族階級のひとしか口にできない高貴な飲み物と言われてきた紅茶も、現在のイギリスでは一日に1億6500万杯の紅茶が飲まれており、イギリスのひとたちに欠かせない身近な飲み物となっています。

ちなみに中国で最初にできた紅茶は今でも、ラプサンスーチョンと呼ばれて中国紅茶として知られています。

当時の中国でもおこなっていた葉を松の煙で燻した茶葉で、現在ではフレーバードティーとして認識されています。

本格的に楽しみたいなら揃えたい!可愛くて美しい紅茶の道具

インスタントコーヒーも手軽で美味しいものがたくさんありますが、やっぱりコーヒー豆を選んで、自分で挽いて淹れたコーヒーのほうが何倍も美味しいコーヒーになりますよね。

紅茶も同じで、茶葉を選んで分茶葉の分量やお湯の量などを自分で調節したほうが、断然美味しい紅茶になります。

自分好みの美味しい紅茶が飲みたいというひとは、紅茶を淹れるための道具や食器などを揃えてみてはいかがでしょうか。

紅茶が好き、というひとでも普段はマグカップを使って飲んでいるひとも少なからずいますよね。とくにコーヒーも紅茶も両方とも好きという場合には兼用できて便利ですが、本格的に道具を揃えてオシャレなティータイムを楽しめるのも紅茶の醍醐味です。

紅茶を飲むときに必要な道具は、ティーカップにそれを受けるソーサー、ティーポット、ティーストレーナー、ティーコジーなどです。

ティーカップは言わずもがなですが、紅茶を飲むときに使う食器です。マグカップよりも広口なので、紅茶特有の紅い色と香りを楽しめます。

さまざまなデザインのものがあり、とても美しいですが、カップの内側は白いものを選んだほうが紅茶の綺麗な紅い色をよりいっそう引き立てることができます。とくに紅茶は色合いと香りを楽しむお茶なので、カップに関してはこだわりたいポイントですね。

そして、紅茶を淹れるときに欠かせないのがティーポットです。こちらもさまざまな形状のものがありますが、丸い形のものがおすすめです。

紅茶の茶葉が、お湯を入れたポットの中で浮き沈みすることを「ジャンピング」と呼ぶのですが、丸型のポットだとそれが起こりやすく、味わい豊かな紅茶を淹れることができます。

ティーポットで紅茶を淹れるときに必要になるのが、ティーストレーナーです。これは茶こしのことで、ポットからカップへ紅茶をそそぐときに使います。

茶葉がカップに入らないようにするために使うもので、手で持って使うタイプとティーパックのようにポットの中に入れて使うタイプがあります。自分が使いやすいものを選びましょう。

とくに寒い季節に必要なのがティーコジーです。これはティーポットにかぶせてお湯の温度を下げないために使うものです。紅茶の抽出にはお湯の温度も重要なので、コジーも美味しい紅茶を楽しむためには欠かせません。

他にも、茶葉の量を量るのに使うためのティースプーンや茶葉の抽出時間を計るときに使う砂時計などは欠かせない道具と言えるでしょう。ちなみにティースプーン山盛り一杯で、茶葉の量は約3gです。

また、お湯を沸かすやかんもこだわりたいもののひとつで、鉄でできたやかんは紅茶の色に影響を与えるので避けたほうが良いです。茶葉を保存しておくときに便利な紅茶缶は、陶磁器でできているものがおすすめです。

美味しい紅茶を淹れるために欠かせない道具ですがセットで食器を揃えると見た目にも華やかで楽しいティータイムを演出できます。

セットで揃えたときに必要になるのが、ティーポット、ティーカップ、ソーサー、ミルクピッチャー、シュガーポットの5点で、これでひと組という扱いになります。

他にも、デザートに使うためのお皿などがセットになることもあるので、紅茶を飲むときに用意するものや好きな素材などで選ぶのも素敵です。一番は自身が紅茶を飲むときに使いやすいものがおすすめです。

セットで揃えると柄やデザインなどが統一されているので、テーブルに並べたときにとても見栄えが良くなります。友達やお客様をもてなすときにも便利ですね。

楽しいティータイムには可愛くて美しい空間づくりも大事です。使いやすくて自分に合った道具を揃えて美味しい紅茶を飲みましょう。

これを知っておけば失敗知らずで美味しい!正しい紅茶の淹れ方

水にせよ、ジュースにせよ、飲むなら美味しいものが飲みたいですよね。

市販のティーバッグや、ペットボトルでも美味しい紅茶を手軽に楽しめるのは嬉しいことですが基本的な紅茶の淹れ方を知ることで、いつでも美味しい紅茶を飲むことができます。

いつもは、コンビニなどで買った紅茶を飲んでいたり、家で淹れたりはするけれどいつもティーバッグを使っているというひとは、紅茶を茶葉から選んで淹れてみるのも、楽しいと思います。

「茶葉で飲んだことあるけど美味しく淹れられない」と思ったひとは、茶葉の量やお湯の温度など、やり方が間違っていたのかもしれません。

形式ばる必要はありませんが、一杯の紅茶に必要な茶葉の分量やお湯の温度など、小さなことに気を配ることで、お家でも美味しい紅茶を飲むことができます。

【紅茶を淹れるのに必要なもの】
・お好みの茶葉
・ティーカップ
・ティーポット
・茶こし
・沸かした熱湯

まずは、茶葉をポットに入れる前にポットとカップにお湯をそそいで温めておきましょう。茶器を温めることで、茶葉がよく開きます。

温めるためのお湯を捨ててから、ティーポットの中に茶葉を入れます。茶葉の分量はティースプーン山盛りで約3g。ティースプーン一杯分でティーカップ一杯分の紅茶を淹れることができます。

なので「ティースプーン一杯×人数分」がだいたいの目安と覚えておきましょう。

つぎに、95度から98度くらいに沸かしたお湯をティーポットにそそいでいきます。このとき勢いよくそそぐことでポットの中で茶葉が浮かび「ジャンピング」が起こります。お湯をそそいだらポットの蓋を閉めましょう。

ティーコジーという保温するための布をかぶせて茶葉を蒸らしていきます。茶葉によって違いがありますが、3分、または5分から6分の時間を要す茶葉もあります。

抽出時間は茶葉の種類や分量などで変わってきます。また、渋みのない味が良いのかどうかなども関係してくるので、自分に合った茶葉の量と時間を見つけてみましょう。

代表的な茶葉でダージリンやアッサムだと約3分ほど、ウバなら約1分半ほどが基本的な抽出時間です。

抽出できたら、茶こしであるティーストレーナーで茶葉をこしながらポットの紅茶をティーカップにそそぎます。

ポットとカップを温めて、茶葉の量とお湯の温度、蒸らし時間を適量にするというこれらの手順を踏むだけで、とても美味しい紅茶を淹れることができるので試してみる価値は充分にありますね。

また、茶葉から抽出しているあいだに、味見をしてみるというのも時間を見極めるポイントです。

そして、茶葉を良さを最大限に引き出し、美味しい紅茶を淹れるのに必要なのはティーポットの中で茶葉がジャンピングすることです。

ポットを使って茶葉を蒸らすだけではジャンピングがうまく起こるとは言えません。そうなるための条件がいくつかあります。

ジャンピングに必要なお湯の温度は、だいたい95度から98度で表面がゆらゆらと泡があらわれるのがいいとされています。そして、ポットにお湯をそそぎいれるときは30センチの高さからそそぐと、ジャンピングが起こりやすくなります。

また、沸かすときの水の中に空気を含ませるというのもジャンピングが起きやすくするための鍵になります。

ほかにも、水の種類、硬水か軟水かでも紅茶の味は変わってきます。水の味に関しては好みで選ぶのが一番ですが、その茶葉の生まれた土地の水を使うと美味しく淹れることができると言われています。

正しい淹れ方をするだけで、お家でも美味しく飲める紅茶。

ティーパックを使って飲むのも非常に便利ですが、本格的に紅茶を淹れてみるのも楽しいひとときになると思います。

朝食や午後のひとときに最適な美味しくて優雅な「紅茶」の世界

コーヒー好きさんと同じくらい紅茶好きさんも多いですよね。

紅茶で有名なのは「ダージリン」、「キーマン」、「ウバ」で、これらの茶葉で淹れた紅茶は「世界三大紅茶」とも呼ばれます。

とても有名な紅茶と言えばダージリン!というひとも多いと思います。

紅茶の茶葉は、そのほとんどが産地の名前がついています。ダージリンもインドの西ベンガル州にある地名です。そのダージリンで採れた茶葉が、一般的にダージリンと呼ばれる紅茶に使われます。

ダージリンの茶葉は季節によっても分けられていて、春、夏、秋、とそれぞれ摘むタイミングで茶葉の種類が変わります。

初摘みのダージリンと言われるのが「ダージリン・ファーストフラッシュ」です。摘む時期としては3月初旬から4月にかけて摘まれた茶葉をそう呼んでいます。収穫量の多くない茶葉なので、とても貴重です。爽やかな味が特徴の紅茶になります。

初夏と言われる5月から6月に摘まれたのが初夏の紅茶「ダージリン・セカンドフラッシュ」です。上質な新茶として親しまれています。香り、味とともに最高と言われている茶葉でもあります。

そして、本格的な夏に摘まれた茶葉は「ダージリン・モンスーンフラッシュ」と呼ばれています。サードティーと呼んでいたこともあった季節の茶葉で、8月から9月にかけて摘まれたものです。

10月から11月に摘まれたダージリンは秋摘みの茶葉で「オータムナル」と呼ばれています。とても渋いのが特徴でミルクティーにもっとも合う紅茶が淹れられます。

ダージリンと言う茶葉だけでも、それぞれ種類があり、いろいろな味や香りを楽しむことができます。季節に合わせて選んでみるのも、ダージリンの楽しみ方のひとつですね。

つぎは「キーマン」についてです。

キーマンは中国で獲れた茶葉を使う紅茶です。中国の安徽省(あんきしょう)というところにある祁門市(きーむん)で生まれたことからキームン紅茶、またはキーマンと呼ばれています。

中国内では中国十大銘茶のひとつにもなっている茶葉で、歴史はとても古く、千年前の唐時代の書物にも名前が載っていたとされています。

独特な花の香りと果実の甘さを持つ紅茶を淹れることができて、とくに当時のイギリスのひとたちを魅了したといわれています。また蜂蜜の香りがする茶葉でもあります。

また、冷たくしてアイスティーとして飲むことで、フランス料理やイタリアンなどにも良く合う食事のおともとして楽しむことができる茶葉です。

また、キーマン紅茶は祁門市でつくられた茶葉のみをいうので、他の周りの地域で獲れた紅茶は「安徽紅茶」と呼び、キーマンとは明確に区別されています。

つぎは「ウバ」のお話をしましょう。

ウバ、またはウヴァはスリランカの南東部にある標高1400メートル以上の位置にある場所のウバで獲れた茶葉のことを言います。

とくに標高の高い地域で獲れるのがスリランカの紅茶の特徴ではありますが、中でもウバは「ハイグロウンティー」という一番高い標高の地域で育てられている茶葉です。

7月から8月の夏の時期に収穫された茶葉がクオリティーの高いものとして扱われていて、「パンジェンシー」と呼ばれています。世界でも最高の茶葉として評価されているので、とても高価です。

ウバは独特の強い渋みがあるのでミルクティーに最適です。紅茶として淹れたときの色の鮮やかさも特徴で、カップの中で非常に綺麗な紅色になります。カップの中の紅色の縁が金色になることもあり、これを「ゴールデンリング」と呼んで楽しむのも魅力です。

世界三大紅茶の茶葉は入手しやすいので、朝食やおやつ、ちょっと一息入れたいときなどに飲んでみてはいかがでしょうか。

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アナタの好みはどれ?いろいろな風味が楽しめる「お茶」の種類

のどを潤したいと思ったとき、あなたはどんな飲み物を選びますか?水やジュース、というひともいるでしょうし、コーヒーやお酒というひともいるかもしれませんね。

その中でも、お弁当のおともなどにするのは、やっぱり「お茶」ではないでしょうか。

「お茶」と一言で言っても、お茶の種類や茶葉は実に豊富にあります。夕食などの食事に向いているものや、おやつなどのお菓子やケーキに向いているものまで、さまざまです。

そこで今回は、知れば知るほど楽しくて為になる「お茶」についてご紹介したいと思います。

豪華な装飾の家具に囲まれた部屋で、綺麗なドレスを身にまとって飲んでいるもの、というイメージがあるお茶といえば「紅茶」ですね。

主に紅茶の茶葉はインドやスリランカなどの土地で栽培されています。紅茶となる茶葉は、さまざまな製造工程を経て市場に出回ります

紅茶は一般的にチャノキの葉を摘み取って乾燥させたあとに、さらに完全に発酵させることで紅茶の茶葉ができあがります。

つぎに紹介するのは、緑茶です。私たちは普段、緑茶を「日本茶」と呼んで親しんでいますね。

緑茶は中国でも飲まれているお茶で中国ではジャスミン茶などが緑茶の部類に入るようで、中国でも多くのひとが飲んでいるお茶です。

緑茶は、摘み取ったチャノキの葉を一度、蒸してから手揉みをして葉の形を整えながら乾燥させて茶葉にします。緑茶の茶葉は、蒸して加熱処理を加えることで自然発酵してしまうのを抑えた「不発酵茶」であることが特徴です。

また、緑茶は中国でも親しまれているお茶のひとつです。

日本でつくられる緑茶は蒸すのにたいして、中国の緑茶は釜炒りという方法で加熱処理をほどこします。

佐賀県の「嬉野茶」は同じ釜炒り製法でつくられています。緑茶でも飲まれている地域によって製法が違うんですね。

そして、「紅茶」、「緑茶」のつぎに紹介するのは、中華料理のおともとしてもお馴染みの「ウーロン茶」です。

中国茶の中でも青いお茶と書く「青茶」というお茶の種類になります。緑茶が緑色のお茶なのにたいしてウーロン茶は黄色がかった褐色のお茶です。

青茶は、摘み取られたチャノキの葉を発酵させている途中で加熱して発酵を止め、半発酵状態にした茶葉で淹れたお茶です。

発酵の過程で回転発酵という、葉をこすりあわせ傷をつけて発酵を促す方法を用いています。そして、茶葉を発酵させている途中で釜炒りという工程をすることで、それ以上、発酵が進むのを止めます。

チャノキの葉が元々持っている酸化酵素が活性化することで葉は自然発酵するのですが、ウーロン茶の茶葉は、その自然発酵をしている途中に、この工程を入れることで半発酵の状態にすることが必要になります。

ここまでで、それぞれお茶について説明してきましたが、なにか気づいたことはありませんか?

実は、どのお茶も「チャノキ」を原木としたものの葉を使うことで生まれるお茶なんです。つまり、紅茶も緑茶もウーロン茶も、元々は全部同じ葉を乾燥させたり発酵させたりして、それぞれの茶葉にするのです。

「チャノキ」は漢字で書くと、その名の通り「茶の木」でツバキの一種です。

多くは熱帯地方に自生し、わりとじめじめとした気候を好んで花をつける常緑樹です。原産地はインドやベトナム、そして中国の南西部と言われています。

また、チャノキは植物の中でも珍しく酸性の土壌を好む植物です。日陰であってもよく育つのがチャノキの特徴のひとつです。

それぞれ、発酵の有無で味はもちろん、色や香りまで変化してしまう「お茶」。

どれか、ひとつでも試しに飲んでみることで、あなたに合った一杯が必ず見つかる、それが「お茶」の世界なのです。