不眠や女性特有の悩みに効く健康茶やハーブティーあれこれ

紅茶や緑茶など、ツバキ科の植物である「チャノキ」の葉からできているお茶は、元々、薬として珍重されていた歴史があり、体に良い効能があります。

そして、「健康茶」や「ハーブティー」も体に良いことで有名ですよね。

とくにハーブティーは美容のためにエジプトのクレオパトラも飲んでいたという話もあり、現代の女性も飲んでいるひとが多いですよね。

そんな健康茶やハーブティーはお茶と同じく、素材の数だけ種類も豊富です。

今回は、豊富な健康茶・ハーブティーの中でも現代人を悩ませることが多い、不眠や女性特有の不調に効くとされているものを紹介していきましょう。

ハーブティーの作り方は、いたってシンプル。

お好みのハーブを摘み取りティーポットに入れて熱湯をそそくだけです。紅茶と同じようにティーコジーでポットを温めるのがポイントです。

ハーブの種類は、有名なものでローズマリーやレモングラスなどがあります。

不眠などに良い効果を発揮するハーブは、「カモミール」や「レモンバーベナー」です。カモミールはハーブティーでも、お馴染みのハーブですね。

ハーブティーとして利用するカモミールは「ジャーマン・カモミール」というキク科のお花です。日本では「カミツレ」と呼ばれていて、また別の名を「カモマイル」とも言います。

カモミールには古くから、薬草として利用されてきた歴史があり、炎症を抑えたり痛みを緩和したりする効果があります。また、リラックス効果もあるので脳が興奮して眠れなくなったときにも良いとされています。

婦人病にも良いことで有名なので、女性を悩ませる月経痛などの緩和も期待できるハーブです。

そして、もうひとつのレモンバーベナーもカモミールと同じく気分を落ち着かせてくれ、安眠へと導く効果があります。カモミールとレモンバーベナー、それぞれをハーブティーとして飲むのも良いですが、ハーブ同士をブレンドして飲んでみるのもおすすめです。

つぎは「健康茶」についてです。

健康茶は、野菜や果物の皮などを煮出したり乾燥させたりして飲むお茶で、夏には欠かせない「麦茶」やダイエットにいいとされている「杜仲茶」なども健康茶です。

つまり野菜や果物の数だけ健康茶があるとも言える種類豊富なお茶ですが、その中でも、女性の不調の改善に良いとされているのが「ベニバナ茶」や「サフラン茶」です。

ベニバナ茶で使われるベニバナはキク科の一年草です。ビタミンEが豊富に含まれているので婦人科系の予防や不調に効くとされています。

またサフラン茶は球根から育つ植物のお茶。サフランはスパイスとして多く知られています。

サフラン茶は温かい状態で飲むお茶なので血液循環が良くなり、冷え性や月経困難症を改善する効果があります。またサフラン茶には不眠を改善する効果もあると言われています。

ただし妊娠中の方は飲まないようにしてください。

健康茶の多くは、お茶の素材となるものを火にかけて煮出して飲むものですが、サフラン茶は、細かくしたサフランを茶碗などに入れて熱湯をそそぐだけで飲むことができます。

また、炒った黒豆をすり潰して急須に入れ、熱湯をそそいで抽出した黒豆茶にザクロのエキスを加えた「黒豆ザクロ茶」も月経に関わるさまざまなトラブルを改善してくれる健康茶です。

病院などで処方されるお薬ほど即効性はないですが、毎日続けて飲むことで体を健康へと導いてくれるのが、健康茶やハーブティーです。とくに婦人科系に効くとされるお茶を飲むときには、自身の体の状態を考慮しなければならないという注意点があります。

でも基本的には自然素材でできているのお茶なので、健康習慣として気軽にはじめてみるのもいいですよ。