お茶を極めたくなったアナタへ!お茶にまつわるいろいろな資格

紅茶、日本茶、中国茶、さまざまなお茶についてたくさん知ることができたと思いますが、どれかひとつでもお気に入りのお茶が見つかると楽しいですよね。

茶器を揃えたり、本格的な方法でお茶を淹れたり。お茶の楽しみ方もそのひとそれぞれです。飲むのも楽しいけれどお茶をもっと詳しく知って専門的な知識を身につけたいと思うひとには、インストラクターの勉強をしてみるのをおすすめします。

お茶にも、技術を学んだり専門的な知識を身につけることができる、それぞれ資格があるのをご存知でしょうか。

まずは日本茶の専門的な資格が取れる「日本茶インストラクター」のお話をしましょう。

日本茶について勉強したいというひとは「日本茶アドバイザー」というものがあります。初級の勉強になりますが、日本茶に関心を持ち、私たち消費者のひとたちにお茶についてのアドバイスなどができるものです。

また、お茶を淹れる技術なども必要になります。

受験資格はその試験が行われる年の、3月末日に満18歳に達していること。試験は10月に行われています。

もっと上の級を目指したい場合は「日本茶インストラクター」の中級があります。日本茶においてすべての知識を持っていて、そしてそのお茶を淹れる技術を持っているという資格です。

日本茶アドバイザーについての指導などをすることができ、日本茶教室を開いたり、日本茶カフェのプロデュースをすることもできます。

日本茶インストラクターの試験に申し込むには3月末日までに満20歳に達していることが条件で、一次試験と二次試験があり、そのどちらも合格することが必須です。試験の日程など詳しく知りたいひとは公式のホームページで確認してみましょう。

もちろん日本茶だけでなく、紅茶の資格もあります。

紅茶には「ティーインストラクター」や「紅茶コーディネーター」などがあります。それぞれ認定を行っている団体が違いますが、どちらも紅茶についての幅広い知識と茶葉を見極める技術が必要な資格です。

ティーインストラクターは「日本紅茶協会」が認定している資格です。紅茶にかんしての専門的知識と茶葉を淹れる技術や、紅茶の味を見極めるテイスティングなどの力を養う必要があります。

日本紅茶協会では、体験的な事前見学や紅茶についてのセミナーなども行っていて資格を取ってみたいと考えているひとは一度、公式ホームページなどに詳しく載っていますのでチェックしてみてください。

資格を取ると、紅茶の専門店や食事を提供する飲食店に働きたい場合などに有利になります。

また通信教育を実施しているものもあるので、自分の住んでいる地域やライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

つぎは、中国茶についての資格を紹介しましょう。

中国には国家資格として中国の政府が認定する、茶葉を見極める技術を持っていると言う証の「公認評茶員」というものがあります。さすがお茶の国らしい資格です。

中国の国家資格なのですが、日本でも初級と中級の試験を受験することが可能です。

また、国家資格ではありませんが「日本中国茶協会」という日本国内の団体が認定している「中国茶エキスパート」という資格があります。ジュニアコース、シニアコース、マイスターに分かれていて中国茶講師を目指したいというひとに向けた資格です。

またハーブティーには「メディカルハーブコーディネーター」という日本メディカルハーブ協会が認定している資格があり、ハーブについての専門知識が必要な資格です。

本当に、お茶の資格はたくさんあるんですね。

美味しくて健康にも良い「お茶」の世界をとことん追求して、みんなに役立てられる資格を取ってみてはいかがでしょうか!

眠れぬ夜のお供に夢の世界へいざなう素敵な物語とおすすめのお茶

お茶の中でも「紅茶」にこだわりを持って、茶葉を選び、特別に好んで飲んでいるひとがいます。

その一方で、紅茶、日本茶、中国茶、どれも大好きでお茶ならなんでも飲むというひとも珍しくないですよね。

ひとつのお茶にこだわるひとも、いろいろなお茶をたしなむひとも、どちらも一度は経験したことがあるだろうことといえば「眠れない夜」の訪れ。お茶にはカフェインが含まれています。

カフェインと言えば、コーヒーやチョコレートなどにも含まれている成分でアルカロイドの一種です。眠気覚ましとして有名で、同じ理由でエナジードリンクなどにも含まれています。

カフェインはチャノキの葉に元々、含まれていて、実はその成分量はコーヒーの倍以上もあるんです。茶葉からお湯に抽出された状態になるとコーヒーの半分以下になってしまうので、コーヒーほどカフェインを気にする必要はありません。

ただ、お茶が大好きでついつい飲み過ぎてしまう日もあります。ゆえにカフェインの作用で眠れなくなってしまった夜には、お茶が出てくる物語を堪能してみてはいかがですか?

紅茶が登場するお話で有名なのは、「不思議の国のアリス」ですね。

アリスが迷い込んだ世界で出会った三月ウサギと帽子屋とネムリネズミが永遠に終わらないお茶会をしている場面があります。「狂ったお茶会」です。そこでキャラクターたちが飲んでいるのが紅茶です。

「お茶と探偵シリーズ」の本の中にお茶と探偵という話もあります。事件の現場にお茶とたくさんのお菓子があった中で探偵が事件を解いていく話です。巻末には紅茶のレシピが付いているという本です。

最近の小説だと、辻村七子さんの「宝石商リチャード氏の謎鑑定シリーズ」というお話があります。宝石にまつわる事件や出来事を追い掛ける物語で、ミルクティーを本格的な方法で淹れている場面がたびたび登場します。

映画がヒットしたことでも有名な有川浩さんの「図書館戦争」にもカモミールティーが登場します。

物語の本筋にお茶が関わるお話もあり、キャラクターを引き立てるために登場するお茶もあり、素敵な物語にはお茶が欠かせませんね。

ちなみにカモミールティーは眠れない夜におすすめのお茶です。ハーブティーには興奮作用のあるカフェインが含まれていません。カモミールのお花には鎮静作用があり、興奮した神経を鎮めてくれる効果が期待できます。

また牛乳にはトリプトファンというアミノ酸が含まれていて、時間が経つと眠くなる成分メラトニンに変わります。眠れないときにホットミルクにして飲むと良いですよ。

中には体質で牛乳を受け付けないというひともいます。そんな牛乳が飲めないひとには豆乳がおすすめです。牛乳に含まれているトリプトファンは大豆にも入っています。牛乳でお腹を壊すというひとは、豆乳を試してみてください。

緑茶に含まれるテアニンにも不眠を改善する効果があります。

とくに眠りに就くことに問題はなくても、夜中や朝方に目覚めてしまう中途覚醒の状態を改善することが知られています。また睡眠の状態が良くなるので熟睡感を感じられて目覚めがスッキリする効果もあるのだそうです。

テアニンは緑茶の中でも、とくに高級な緑茶に多く含まれているといいます。玉露や碾茶、抹茶などですね。ただし、同時にお茶はカフェインも含まれているのでやはり飲み過ぎると眠れなくなる可能性があります。

どうしても寝る前にお茶を飲みたいというひとは、あまり濃く抽出しないようにしたり、お茶に牛乳や豆乳を入れてミルクティーにするなど工夫して楽しみましょう。

温かいお茶の傍らにお茶の登場する本があれば、眠れない夜も楽しくて優しい夢の時間に変わりますね。

身近だからこそ知らないことが多かった「世界のミルクティー」事情

紅茶をストレートで淹れるブラックティーは香りが立ち、とても美味しいです。

でも、ブラックティーに牛乳などの乳製品を加えてミルクティーとして飲むのも、とても美味しい紅茶の飲み方のひとつですよね。

お茶に乳製品などを加えて飲むという風習は基本的に昔の日本や中国にはありません。元々はモンゴルなどで飲まれていたお茶を飲む方法だったと言われています。

そして現在、日本で多く飲まれているミルクティーはイギリスのスタイルです。

中国から渡ってきた紅茶はイギリスのひとたちの心を掴みました。当時の紅茶は、香りと渋みが強いお茶でした。その渋みを活かして美味しく飲むためにイギリスのひとたちは紅茶に牛乳を入れたのです。

ミルクティーの淹れ方は、基本的にはストレートで淹れた紅茶にミルクをそそぐだけです。ミルクを先にそそぐか否かというのは賛否両論ありますが、一番、紅茶を好んでいるイギリスの「王立化学協会」では「ミルクを先に入れるべき」とされています。

ミルクを先に入れる紅茶を「MIF」、ミルクを後に入れるものを「MIA」と言ったりします。

ミルクを先に入れるとカップに紅茶の茶渋が付きにくくなるという利点もあります。また繊細な器に熱湯をそそぐことで壊れてしまわないように、という意味もあるのだそうです。

ミルクティーを淹れるときに適している紅茶の茶葉はアッサムやウバ、ケニア産などの味がしっかりとした茶葉がおすすめです。逆に不向きな茶葉はダージリンです。

コクがあって渋みが少ないミルクティーが飲みたい場合はアッサム、渋みが強く香りが高いミルクティーが好きなひとにはウバをおすすめします。

ミルクは「低温殺菌牛乳」が適していて、日本の場合は成分調整牛乳が良いと言われています。お好みで砂糖を入れると美味しくなります。

最近、人気が出ている「チャイ」もミルクティーの一種ですね。

チャイはインドで飲まれているお茶で、日本では茶葉を水や牛乳で煮出してシナモンなどスパイスを加えたものをチャイと呼んでいます。適している茶葉はアッサムやウバ。

また、セイロンティーが有名なスリランカでも「キリテー」というミルクティーがあります。「キリ」はミルクのことだそうです。小さめの茶葉にコンデンスミルクや粉ミルクなどを入れて飲む紅茶です。

イギリスでは現在でも、紅茶は多くのひとがミルクティーで飲んでいるのだそうです。

ちなみにミルクティーの中でも人気が高い「ロイヤルミルクティー」はイギリスで飲まれているミルクティーではありません。いわゆる和製英語です。

ブラックティーにミルクをそそぐという作り方ではなく、チャイと同じように茶葉を牛乳で煮出す方法でつくられたものがロイヤルミルクティーです。熱した牛乳を沸騰させないようにするのがポイントです。

牛乳などの乳製品を入れるお茶は紅茶だけに限らず、最近では日本茶のほうじ茶にミルクを加えるほうじ茶ラテや抹茶にミルクを入れて抹茶ラテとして飲んだりします。

香港でもミルクティーは飲まれていて、日本のように牛乳ではなくエバミルクを入れているお店が多いです。エバミルクとは無糖練乳のことです。また、台湾などではミルクティーにタピオカを入れたものが人気です。

ミルクティーに向いている茶葉はアッサムやウバの他にも、ディンブラという茶葉もコクがあって美味しいミルクティーが淹れられます。ちょっと変わった香りの一杯が飲みたいときには中国が産地のキーマンや、フレーバーティーもいいでしょう。

お店だけでなくペットボトルでも気軽に飲めるので、すっかり身近な飲み物になっている「ミルクティー」ですが地域でいろいろなミルクティーがあるんですね。

美味しいお茶にはお菓子がつきもの!見た目にもかわいいお茶うけ

仕事や家事の合間に少し休憩したいとき、すべての仕事が終わってほっとしたいときなど、お茶の飲むタイミングはいろいろあります。

その中でも友達と会ったり家族の団欒のときにするお茶は格別に美味しいですよね。そして美味しいお茶に美味しいお菓子があったらさらに嬉しいものです。

お茶を飲むときに添えるお菓子のことを「お茶うけ」といいます。

ここでは、「お茶」と「お茶うけ」のいろいろな組み合わせをご紹介しましょう。日本茶には和菓子、紅茶には洋菓子と決めつけていませんか?

まずは洋菓子に合うお茶です。

紅茶のお茶うけの定番はショートケーキやクッキーなど軽めのお菓子ですね。このようなお菓子にはミルクや砂糖などを入れずに飲むストレートティーが合います。また、日本茶なら浅煎りのほうじ茶が合います。

同じケーキでもショートケーキより濃厚な味を持つチーズケーキにはミルクティーがよく合うのでおすすめしたい組み合わせ。日本茶なら釜炒り玉緑茶が良いでしょう。

お茶とタルトの組み合わせも美味しいです。

果物が入っていることが多いタルトはフルーツの味が美味しいケーキです。フルーツの甘酸っぱさに合うのは茎ほうじ茶がぴったりです。またジャスミン茶や黄山毛峰茶の中国茶との組み合わせもおすすめします。

アップルティーには、アップルパイをお茶うけにしてみても良いと思います。日本茶なら茎茶がおすすめです。中国茶ならパイには凍頂烏龍茶が合うでしょう。

またお酒のおつまみとしても定番のチョコレートやチーズには、紅茶なら香りの高い茶葉を選ぶと相性抜群です。とくにチーズにはラプサンスーチョンが合います。

日本茶はチョコレートなら、抹茶がよく合うでしょう。抹茶のチョコレート菓子はよく見かける抹茶菓子の定番ですよね。抹茶ならアイスクリームやケーキとも相性がいいお茶ですよ。

つぎは日本茶しか合わないと思われがちの和菓子。

確かに京番茶を飲むときにベストなお茶うけはおまんじゅうです。でも、おまんじゅうのようなあんこが入ってるお菓子には香りの深い紅茶も合います。もちろん、煎茶にお煎餅という日本茶に和菓子というのも、定番ですがとても美味しくいただけます。

もちろん和菓子は中国茶のお茶うけにもむいています。月餅などにはプーアル茶や香ばしいウーロン茶などが美味しい組み合わせです。

和菓子や洋菓子も、もちろん合いますが中国茶はやはり中国で食べられているものがお茶うけにはぴったりです。

中国でもお茶うけとして、よく食べられているのはかぼちゃの種や、茶梅という梅を砂糖に漬けたもの、イチジクを乾燥させて作った干しイチジクなどです。

紅茶や日本茶と違って中国茶のお茶うけは野菜の種やドライフルーツなど、シンプルなものが多いのが特徴です。

洋菓子や和菓子とは少し違いますが、ビールなんかによく合うナッツ類もお茶のおともになります。紅茶の場合はミルクティーにナッツを入れるという飲み方もあるくらいなんですよ。

お茶とお菓子の組み合わせの基本は、シンプルかつ繊細な味わいを持つお茶には軽めの味を持つお菓子が良く、濃厚な旨味を持つお茶には、しっとりとした重みのあるお菓子が合います。

いつも決まったお茶と決まったお菓子の組み合わせというのも悪くはありませんが、たまには違った組み合わせを楽しんでみてはどうでしょう。新しい発見があるかもしれません。

深みのある味と豊かな香りで日々の疲れを癒したり、大切なひとと過ごす時間を楽しいものにしてくれる、いろいろなお茶。

洋菓子のケーキや和菓子のおまんじゅうなど、見た目もかわいく美味しい一皿を添えるだけでお茶の時間がいつも以上に楽しい時間になりますよ。

自分好みを追求したいアナタに贈る銘柄豊富な「お茶」のブランド

いろいろなお茶をもっと楽しみたいひとに「お茶」のブランドやお店をご紹介しましょう。

主に紅茶のブランドですが、紅茶以外の茶葉も買えるお店もあります。コンビニやスーパーでも気軽に買えるような身近なものはもちろん、変わった茶葉が手に入るお店やもあります。

日本にある紅茶のブランドで思い浮かべるひとが多いだろうブランドと言えば「日東紅茶」ですよね。

日本の紅茶のブランドとして長い歴史を持っていて、その始まりは1927年。海外から茶葉を直に輸入してブレンドしている紅茶。買いやすくて親しみやすいのが魅力のひとつです。

もうひとつ日本の紅茶ブランドとして有名なのが「神戸紅茶」。

その名前の通り、神戸で生まれたブランドで、国内で初めてティーバッグを作った会社なのだとか。日本の軟らかな水の質に合わせた茶葉のブレンドで、初心者でも納得の美味しさを味わえる紅茶です。

ダージリンが好きなひとにおすすめしたいのが「リーフル」というブランドです。季節や農園の違いなど、いろいろな紅茶の茶葉を取り揃えている紅茶専門店です。紅茶のお店としては新しめのお店です

「マリアージュフレール」はフランスで、もっとも古い紅茶の専門店で1854年に創業したお店です。珍しい産地の茶葉を売っているのが特徴で、バングラデシュやタイのお茶もここで買えるのだとか。機会があれば試してみたいですね。

フレーバーティーを扱うブランドとして人気が高いのは「フォション」です。数あるフレーバーティーの中でもアップルティーが一番の人気。全国にある有名な百貨店などで買えます。

紅茶の本場イギリスのお店がいいというひとは「ハロッズ」の紅茶はいかがですか。高級老舗百貨店の紅茶は、紅茶好きさんたちの心を掴み、誕生日などの贈り物にするひともいるそうです。

セイロンティーをはじめとしたスリランカの紅茶にこだわりたいひとには「ディンブラ」というお店もあります。紅茶研究家として有名な磯淵猛さんがオーナーをしている専門店です。

全国の有名百貨店などで手に入り、尚且つ高級感あふれる紅茶が欲しいひとには「メルローズ」はいかがでしょうか。1812年にスコットランドで創業した老舗の紅茶ブランドです。陶器製の器がとってもおしゃれなのでプレゼントにもおすすめです。

そして当時のイギリスに初めて紅茶を輸入して販売したことで知名度も紅茶の歴史も深いブランドといえば「東インド会社」。

当時の会社そのものではありませんが、今の会社が当時の紋章などを許可を得て引き継いでいます。17世紀当時の紅茶を味わえるブランドです。

そして、もうひとつご紹介したいのが紅茶も飲みたいけど日本茶も好き!というひとにおすすめの「ルピシア」というお店です。レピシエという会社がルピシアに変わりました。いろいろな茶葉が揃うお茶の専門店です。

紅茶もブレンドティーが豊富にあり、フレーバードティーも充実しています。そして紅茶だけではなく、緑茶や抹茶、ウーロン茶などの種類もたくさん取り扱っていて、お茶好きにはたまらないお店です。

お茶のお店は新商品や気になったお茶を試飲させてもらえるところも多いです。とくに個性の強い茶葉を選ぶときには、必ず試飲させてもらえるお店を選んで買いましょう。

また店員さんにしっかりとお茶の知識があり、飲みたいシーンや好みに適した茶葉などをアドバイスしてくれるようなお店を選ぶと失敗が少ないです。

お茶のブランドは紹介したもののほかにもまだまだたくさんあります。

立ち寄ったお店で何気なく買った茶葉が運命の出会いだったなんてこともあるので、いろんな銘柄を試してみて好みに合った一杯を探してみてくださいね。

季節ごとに変えるのもオススメ!春夏秋冬に合わせたお茶のいろいろ

本来、野菜や果物などには、それぞれ旬や収穫できる時期がありますね。

しかし昔と違い、今はハウス栽培などの設備が充実しているので春でも冬でも、いろいろな野菜や果物が手にできるようになりました。

お茶は植物から生まれるので、野菜や果物と同じくほんとうは季節に無関係とは言えないものですが、お茶も春や冬を問わず一年中、楽しめる飲み物のひとつですよね。

それは保存技術などが発達し、いつでもお茶を楽しめるようになったからですが、たまにはあえて季節に合わせたお茶選びをしてみませんか?

お茶は基本的には春摘みのものがほとんどなのですが、それでも春には春の、夏には夏の、季節ごとのお茶があるのです。

まずは、春のお茶です。

春摘みのお茶として有名なのは、紅茶だと「ダージリン・ファーストフラッシュ」です。3月から4月に収穫されるインド・ダージリンの茶葉です。ダージリンは他の季節に摘まれた茶葉も人気です。

日本茶でいう春のお茶は一番茶のことで、だいたい4月から5月の初旬ごろに摘み取ります。「静岡茶」などが有名です。

中国茶の場合は、緑茶が春に摘まれて飲むお茶です。3月から4月に摘まれるお茶として旬のお茶なのは「龍井茶」が有名です。

春摘みの茶葉は、その年の収穫時期にもよりますが、だいたい初夏頃に楽しむことができます。新茶の季節ってよくいいますよね。

夏のお茶は、また紅茶のダージリンでいうと「ダージリン・セカンドフラッシュ」といい、5月から6月まで収穫される茶葉です。ダージリンの茶葉の場合は、コクがあり、フルーツのような味がします。

日本茶の夏摘みのお茶は、宮城県の桃生で獲れる「桃生茶」があります。ちなみに日本国内で、もっとも遅い季節の茶摘みをするのも桃生のお茶です。

中国茶の場合は、緑茶は春でシーズンが終わってしまい、夏に摘まれる茶葉はウーロン茶になります。

秋摘みのお茶は、紅茶だと「オータムナル」と言われてダージリンなら10月から11月ごろに摘まれた茶葉です。季節としては最後の茶葉を摘み取るシーズンになります。

ちなみに、セイロンティーとして名高いスリランカのウバの茶葉は8月から9月ごろが摘み取る季節です。

中国茶では秋に詰むお茶のことを「秋茶」
と呼び、その多くの葉は青茶として精製されます。まれに緑茶が作られることもあります。

お茶は植物の葉なので、冬摘みのお茶は基本的にはありません。

しかし、中国茶では「冬茶」というお茶があり、10月の終わり頃に摘み取られ加工されるお茶があります。ほとんどが青茶になり、11月から12月に摘み取られる茶葉もあります。

中国は、まさに春夏秋冬、一年を通してお茶を楽しむ国なんですね。

紅茶、日本茶、そして中国茶も、摘み取られる時期によって販売され楽しむことができる時期が決まるので、毎年微妙なズレがあります。

どの季節のお茶も、それぞれ特徴や味わいがあるので、好きな季節を見つけるのも楽しいです。

とくに紅茶のダージリンは、いろいろなお店で季節ごとの茶葉が販売されるので、飲み比べをしてみてもいいですね。ちなみにアッサムも春、夏、秋で3回の茶摘みの時期があり、それぞれの茶葉があるので一度、飲んでみるのもいいですね。

スーパーやコンビニがある現代は季節を問わず、さまざまなものを食べたり買えたりできます。そんな生活の中で季節の果物を食べて季節のお茶を楽しむというのは、ある意味とても贅沢な時間を満喫できます。

季節を問わず、ずっと同じ紅茶を飲んでいる、または同じ緑茶や同じウーロン茶を飲んでいるというひとは、その時期や季節が旬の、季節に合ったいろいろなお茶を飲んでみるのも良いのではないでしょうか!

不眠や女性特有の悩みに効く健康茶やハーブティーあれこれ

紅茶や緑茶など、ツバキ科の植物である「チャノキ」の葉からできているお茶は、元々、薬として珍重されていた歴史があり、体に良い効能があります。

そして、「健康茶」や「ハーブティー」も体に良いことで有名ですよね。

とくにハーブティーは美容のためにエジプトのクレオパトラも飲んでいたという話もあり、現代の女性も飲んでいるひとが多いですよね。

そんな健康茶やハーブティーはお茶と同じく、素材の数だけ種類も豊富です。

今回は、豊富な健康茶・ハーブティーの中でも現代人を悩ませることが多い、不眠や女性特有の不調に効くとされているものを紹介していきましょう。

ハーブティーの作り方は、いたってシンプル。

お好みのハーブを摘み取りティーポットに入れて熱湯をそそくだけです。紅茶と同じようにティーコジーでポットを温めるのがポイントです。

ハーブの種類は、有名なものでローズマリーやレモングラスなどがあります。

不眠などに良い効果を発揮するハーブは、「カモミール」や「レモンバーベナー」です。カモミールはハーブティーでも、お馴染みのハーブですね。

ハーブティーとして利用するカモミールは「ジャーマン・カモミール」というキク科のお花です。日本では「カミツレ」と呼ばれていて、また別の名を「カモマイル」とも言います。

カモミールには古くから、薬草として利用されてきた歴史があり、炎症を抑えたり痛みを緩和したりする効果があります。また、リラックス効果もあるので脳が興奮して眠れなくなったときにも良いとされています。

婦人病にも良いことで有名なので、女性を悩ませる月経痛などの緩和も期待できるハーブです。

そして、もうひとつのレモンバーベナーもカモミールと同じく気分を落ち着かせてくれ、安眠へと導く効果があります。カモミールとレモンバーベナー、それぞれをハーブティーとして飲むのも良いですが、ハーブ同士をブレンドして飲んでみるのもおすすめです。

つぎは「健康茶」についてです。

健康茶は、野菜や果物の皮などを煮出したり乾燥させたりして飲むお茶で、夏には欠かせない「麦茶」やダイエットにいいとされている「杜仲茶」なども健康茶です。

つまり野菜や果物の数だけ健康茶があるとも言える種類豊富なお茶ですが、その中でも、女性の不調の改善に良いとされているのが「ベニバナ茶」や「サフラン茶」です。

ベニバナ茶で使われるベニバナはキク科の一年草です。ビタミンEが豊富に含まれているので婦人科系の予防や不調に効くとされています。

またサフラン茶は球根から育つ植物のお茶。サフランはスパイスとして多く知られています。

サフラン茶は温かい状態で飲むお茶なので血液循環が良くなり、冷え性や月経困難症を改善する効果があります。またサフラン茶には不眠を改善する効果もあると言われています。

ただし妊娠中の方は飲まないようにしてください。

健康茶の多くは、お茶の素材となるものを火にかけて煮出して飲むものですが、サフラン茶は、細かくしたサフランを茶碗などに入れて熱湯をそそぐだけで飲むことができます。

また、炒った黒豆をすり潰して急須に入れ、熱湯をそそいで抽出した黒豆茶にザクロのエキスを加えた「黒豆ザクロ茶」も月経に関わるさまざまなトラブルを改善してくれる健康茶です。

病院などで処方されるお薬ほど即効性はないですが、毎日続けて飲むことで体を健康へと導いてくれるのが、健康茶やハーブティーです。とくに婦人科系に効くとされるお茶を飲むときには、自身の体の状態を考慮しなければならないという注意点があります。

でも基本的には自然素材でできているのお茶なので、健康習慣として気軽にはじめてみるのもいいですよ。

豊かな味わいが魅力だから中国茶はアレンジすればますます美味しい

茶葉を知り、茶器を知り、正しい淹れ方を知ることで美味しく飲むことができる中国茶。

ウーロン茶などの部類に入る、青茶を筆頭に、緑茶や紅茶、白茶に黄茶、黒茶や花茶まで、ほんとうにいろいろなお茶が楽しめるのが中国茶の魅力です。

そんな中国茶の多彩な味に、果物や香草などを加えて、普段の中国茶とは別の味を楽しむこともできます。

イギリスで発展した紅茶のようにミルクを加えたりして飲まれることがなかったのが日本茶や中国茶ですが、アレンジしてみると、もっと美味しくなるのをご存知でしたか?

まずは緑茶をアレンジしてみましょう。

緑茶のアレンジに使う茶葉は「黄山毛峰茶」です。柑橘系の果実であるキンカンでアレンジすれば、のどの違和感に効きます。

薄切りにした砂糖漬けキンカンと氷砂糖を黄山毛峰茶の茶葉と一緒にティーポットに入れて3分蒸して頂くだけ。非常に簡単ですね。

同じく緑茶で「龍井茶」を使ったものもあります。

ハスの葉とハスの花の蕾を用意して、龍井茶の茶葉と一緒にティーポットで約3分蒸らします。夏の疲れに効く、柔らかな気分なれるお茶です。

そして、ウーロン茶でもさまざまな一杯が作れます。

台湾のお茶「凍頂烏龍茶」になつめの実を入れて飲むだけで体調不良に効くとされています。とくに女性特有の不調に良いので、中国の女性はよく飲んでいるお茶なのだとか。

たしかになつめは、女性に注目されていてデーツという名前で売っているお店もありますので手軽に入手できる食材なのも嬉しいですよね。

また、もうすでにアレンジが加えられているようなお茶である花茶でも、もうひと工夫するだけで別の味が楽しめる一杯になります。

花茶の茶葉にミルクとバター、シナモンなどのスパイスやを入れて飲むお茶は体を元気にしてくれます。茶葉は紅茶と烏龍茶がブレンドされた「メイクカチャ」を使いましょう。インドのチャイのような感覚ですね。

とくに目の疲れなどにいいとされるのが、「桂花烏龍茶」にオレンジを加えて飲むお茶です。紅茶のレモンティーを彷彿させますね。

ポットに桂花烏龍茶の茶葉を入れて輪切りにしたオレンジを入れて、熱湯を注いで蒸らすだけで簡単にできます。

お気に入りの茶葉と好きな果物やスパイスを茶壺に入れて、熱いお湯を注いで数分間待つだけで、いつもとはちょっと違う中国茶が飲めるなんて素敵ですね。

また、ウーロン茶やジャスミン茶など、日本の緑茶とは少し変わった香りがあるのも事実です。飲み慣れてないひとには癖のある味と感じられてしまうことは無理も有りません。

そういうひとは、普通に淹れてみた中国茶にひと手間加えてみてはいかがでしょうか。

そもそも、紅茶はミルクをいれてミルクティーとして多くのひとに愛されている飲み物ですし、インドのチャイもミルクやシナモンなどをいれて飲みますよね。最近では日本でもほうじ茶ラテなんかが人気です。

ウーロン茶などの中国茶だけが、そのままを楽しむべきと決められているわけではありません。

紅茶はミルクだけではなく、ラム酒と合わせるものもあります。居酒屋さんのメニューにはウーロンハイもありますね。

ミルクをそそいでみてもいいですし、お砂糖を加えてみてもいいかもしれません。あたたかいお茶が飲めなかったら、冷やして冷たい中国茶を試してみるのもいいですね。

案外、とても美味しいあなただけの一杯が見つかるかもしれませんよ。

中国茶が大好きというひとは、上記にあるアレンジ方法以外にも自分のお気に入りの一杯を見つけてみるのも新しい中国茶の楽しみ方だと思います。

お花や果実などでアレンジを加えると見た目も美しく、癒し効果バツグンの一杯になること間違いなしですね!

基本をマスターして美味しく飲もう!中国茶器で楽しむ中国茶

日本茶をはじめとする緑茶、そしてイギリスに代表される紅茶、どのお茶を淹れるときにも絶対に必要になるのが「茶器」です。

日本茶や紅茶を淹れるための急須やティーポット、湯のみ茶碗やティーカップなど実にさまざまなものがあり、デザインも豊富にあってとても美しいものばかりですが、中国茶器の鮮やかさも負けてはいません。

普段からお茶を好み、とくに中国茶を飲んでいるというひとは道具にもこだわってみるもの楽しい時間になります。実にさまざまなものに分類分けされているのが中国茶なので、飲みたいお茶によって、使う茶器も適したものを選ぶ必要があります。

ここでは、もっとも一般的で、日本の家庭でも使われている急須を使った淹れ方を、紹介しましょう。

必要な道具は「茶壺」、「茶杯」が基本です。

茶壺は、「ちゃふう」という茶葉を蒸らしお茶を抽出するのに使うもので、いわゆる急須やティーポットと同じです。大きさや形は日本の急須のようになっていて、手で持つところがティーポットのように指で持つような形をしていると言えば分かりやすいです。

陶磁器製の茶壺が使いやすくて便利ですが、蓋のへりに香りがつきやすいので、香りの強い茶葉を使うときにはそれ専用のものを用意しましょう。また小さめの茶壺は熱が伝わりやすいので、火傷をしないように扱いには注意しましょう。

茶杯は、湯のみ茶碗のことで、日本のものと形に違いはありません。お猪口のような小さめの器です。

淹れ方は日本の緑茶とあまり変わらないですが、茶葉を多めに入れることと、最初に淹れた1煎目をすぐに捨てることが中国茶の特徴です。

まず、茶壺を温めて、温め終えたらその湯を捨てます。温めた茶壺に少し多めの茶葉を入れて、高い位置からお湯をそそぎいれます。

そして、すぐにそのお茶は捨てます。これは洗茶という中国のお茶だけにある作法のひとつです。お湯をそそいでから、すぐに捨てないと茶葉からうまみも出てきてしまうのでこの動作は手早く行いましょう。

茶葉の残った茶壺の中に再度お湯をそそぎ1分間、茶葉を蒸らします。そして茶壺から人数分の茶杯にお茶をそそぎ入れましょう。二煎目が中国茶の完成形です。

あまり難しくはありませんが、日本茶や紅茶ではしないような洗茶という作業があるのが驚きですね。

これはゴミを洗い流したり、茶葉の灰汁を抜いたりするためにする作業で、これで独特な発酵臭も弱くなります。また熱いお湯で熱湯消毒をするためだったり、茶葉が蒸されるので開きやすくなるという効果もあります。

また一説には、中国にある陰陽五行説に関係していて、お茶は「寒」の気を持っている飲み物なので体を冷やすことにもつながり、1煎目を捨てることで「寒」の気を弱めるという意味があるのだそうです。

洗茶は黒茶を淹れるときには欠かせない作業なので、覚えておくと良いですね。うまみが抽出される前に手早く行うことが大事です。

また中国茶器には「蓋椀」(がいわん)という普通の湯のみ茶碗に蓋とお皿が付いているものがあります。これが、ひとつあるだけでも中国茶を簡単に淹れることができます。

温めた茶碗の中に茶葉を淹れて、お湯をそそぐだけです。蓋で茶葉をおさえて、別の器にそそいで飲んでも良いですし、蓋で茶葉をおさえながら直接飲んだりもできます。日本茶を出すときの蓋つきの湯のみ茶碗と形状はそっくりなので、手軽に試せる淹れ方です。

中国茶器には他にも、「蓋杯」という茶こしが付いているマグカップ状の器や、「聞香杯」というお茶の香りを楽しむためのものなどがあります。

デザインや色合いが非常に鮮やかなものが多い中国茶器を目で楽しみつつ、お茶も堪能しましょう。

幅の広い豊かな味わいで楽しませてくれる奥深い「中国茶」の世界

お茶発祥の地は中国です。

日本で多く飲まれている緑茶も、イギリスで愛されている紅茶も、もちろん中国茶の代表格であるウーロン茶も、すべてのお茶のルーツは中国にあります。

そんなお茶の国・中国で飲まれている「中国茶」はほんとうに種類がたくさんあります。

日本ではお茶と言えば緑茶が基本ですが、中国では緑茶の他にも、青茶や白茶などがあります。もちろん紅茶もあり、他にも黄茶や黒茶、花茶と呼ばれるお茶があります。

緑茶や紅茶は、それぞれ日本茶やイギリスで飲まれているものと製造方法は同じです。緑茶は不発酵茶、紅茶は完全発酵させて作ります。ただ緑茶の場合、中国では蒸すのではなく、炒るのが特徴です。

実は中国国内でもっとも多く飲まれているお茶は緑茶なんです。

中国の緑茶として中国の国内でも銘茶とされているのは「龍井茶」(ろんじんちゃ)というお茶で、茶葉を摘み取る時期でランクがあります。3月から4月が旬と言われる時期です。浙江省が産地のお茶です。

他にも「黄山毛峰茶」(こうざんもうほうちゃ)という緑茶や、「緑牡丹茶」(りょくぼたんちゃ)などという緑茶があります。

ちなみにイメージでは中国茶といえばウーロン茶ですが、ウーロン茶は青茶と呼ばれるお茶になります。青茶は茶葉を半発酵させて作ります。

青茶で有名なお茶はウーロン茶のひとつで「凍頂烏龍茶」(とうちょううーろんちゃ)があります。これは台湾の代表的なお茶です。

一般的にイメージするウーロン茶と、もっとも近いとされているのが「鉄観音茶」(てっかんのんちゃ)という青茶です。種類が豊富なので、自分に合ったものをみつけるのも楽しいですね。

白茶は白い産毛で覆われている若葉などの部分を摘み、揉まずに弱い熱を加えてゆっくりと発酵を促して作るお茶です。花のように優雅な香りを持つのが特徴です。

白茶は「白毫銀針茶」(はくごうぎんしんちゃ)や「白牡丹茶」(はくぼたんちゃ)などがあります。どちらも茶葉がお湯の中で優雅に上下するのでガラス製のティーポットで楽しみたいお茶です。

黒茶は後発酵茶と呼ばれて、緑茶の茶葉として精製したあとに、温度も湿度も高い場所で麹菌の力で再度発酵をさせる茶葉で作るお茶です。ワインのような熟した味が特徴のお茶です。

黒茶で有名なのはプーアル茶です。「普洱散茶」(ぷーあーるさんちゃ)は雲南省に住んでいる少数民族のひとたちが作ったお茶です。お腹が空っぽのときに飲むと胃に良くないので、食後に飲むのが適しています。

またもうひとつのお茶である黄茶も、緑茶を再度発酵させる後発酵茶です。黒茶よりも軽めに後発酵させるお茶で、お茶の中でも珍しいと言われているものです。

「君山銀針茶」(くんざんぎんしんちゃ)は黄茶の中でも銘茶で、値段も少しはります。希少価値が高く、めったに本物には出会えないと言われているお茶です。苦味がでないお茶でもあります。

花茶はという美しい名前のお茶は日本でもお馴染みのジャスミン茶が花茶の一種です。さまざまな茶葉に花の香りなどを付けたもので、緑茶はもちろん黒茶や紅茶が基本にした花茶があります。

ジャスミン茶は「茉莉花茶」(まりかちゃ)と言い、緑茶がベースの花茶です。見た目がとても華やかで美しいのでガラスのポットとカップで楽しみたいお茶です。

ちなみに中国の紅茶は「祁門紅茶」(きーまんこうちゃ)と「正山小種」(せいざんしょうしゅ)があります。祁門紅茶は世界三大紅茶のひとつ、正山小種はラプサンスーチョンという名前で知られています。

ウーロン茶だけではなく、花茶や紅茶をみても日本でも飲むことができて親しまれているお茶が以外と多いのが中国茶の特徴ですね。